SPECIAL CONTENTS

2025.04.18

クロノグラフ1887とエベラールの時の旅

エベラールのメゾンの創業年にオマージュを捧げた1887コレクションを彩るべく、2024年に新しいクロノグラフが追加されました。
それがクロノグラフ1887です。

クロノグラフ1887は、メゾンが徹底的なリサーチと研究を重ね、”時の旅 “の末に誕生しました。本モデルは革新性や独創性によってメゾンの歴史を築いてきたクロノグラフの特徴を、新たな形で再解釈したものです。

ラ・ショー・ド・フォンにあるエベラールミュージアムに保存されている、1930年代以降のオリジナル・クロノグラフを研究し、これらの歴史的なタイムピースが、クロノグラフ1887の指針となり、形式的・技術的インスピレーションの源となったと言われています。

コラムホイールとフライバック機能を備えたエベラール社製キャリバーを搭載し、1930年代にパイロットが様々なフライトフェイズを計時できるように導入されたクロノグラフ1887は、ブランドの豊かな歴史とDNAを現代的に再解釈したモデルです。

エベラールの歴史は、クロノグラフの発展の歴史

エベラールのクロノグラフの歴史は1世紀以上前にまでに遡ります。

創業年の1887年、創業者のジョルジュ・ルシアン・エベラールは懐中時計型のクロノグラフを発表。

1887年発表、懐中時計型のクロノグラフ
1919年発表、初のワンプッシュ・クロノグラフ

1930年代にはイタリア海軍の将校用の時計に採用され、オフィサーズ・ウォッチとしての地位を確立していきます。

1935年にはフライバックのストップとリスタート機能の2つを搭載した、世界初のダブルプッシャー・クロノグラフを完成。

さらに1938年には12時間積算付のクロノグラフを、翌年1939年にはスプリットセコンド・クロノグラフを同じく世界初で完成させます。

見逃せないのが2001年に新しい世紀の幕開けとともに発表したのが『クロノ4』。世界初、4つのインダイヤルを横一列に配列した唯一無二のクロノグラフです。

時計史上初、インカウンターを4つ並べた唯一無二のクロノグラフ『クロノ4』 – EBERHARD エベラール

このように、エベラールは腕時計の黎明期からクロノグラフを開発し、時代を先取りした技術開発を続けてきました。

そういったエベラールのクロノグラフの歴史の中、2024年に新しく追加されたのがクロノグラフ1887コレクションです。

クロノグラフ1887 Édition Limitée

250本限定で発表された手巻き機械式クロノグラフである<クロノグラフ1887 Édition Limitée>は、キャリバーEB 280を搭載し、メゾンの紋章であるシールドが際立つ洗練された装飾が施されています。

サファイアガラスのケースバックからは、貴重なキャリバーEB280が、シールドの形をしたクロノグラフの歯車列の印象的なアッパーブリッジと共に見えます。

同軸プッシュボタンを備えたヴィンテージスタイルのリューズや、ケースのしなやかなラインなどのディテールは、ヴィンテージのエベラール社製クロノグラフを想起させます。


クロノグラフ1887 Automatique

自動巻き機械式クロノグラフである<クロノグラフ1887 Automatique>は、キャリバーEB380を搭載し、技術的、審美的に洗練された高いレベルを特徴としています。

サファイアガラスのケースバックからは、非常に精巧に作られたローターとムーブメントを見ることが出来ます。

クロノグラフ1887コレクション一覧

  • クロノグラフ1887 Édition Limitée(手巻き、文字盤色:ホワイト、ブラック、ピンク)

クロノグラフ1887 – EBERHARD エベラール

  • クロノグラフ1887 Automatique(自動巻き、文字盤色:ホワイト、ブラック、ブルー)

クロノグラフ1887 – EBERHARD エベラール

記事一覧へ