ELEGANT OFFICER’S AWARD

ELEGANT OFFICER’S AWARD設立について

発足の背景

この度エベラール・ジャパンは、オフィサー(リーダー)の持つべき不変的美意識(Timeless Elegance)を次世代に継承する目的で、「ELEGANT OFFICER’S AWARD」を設立いたします。

働き方の多様化が進む中、ビジネスシーンでの装いも含め礼儀作法も寛容になりました。さらにはコロナ禍による在宅ワークが進んだことにより、ビジネスカジュアルが主流になりつつあります。しかしながら、時代が変わっても失ってはならない不変的美意識(Timeless Elegance)があると我々は考えます。

「花は桜木、人は武士」といいます。桜の花の美しさと武士をたたえた俚諺です。武士が支配する時代、武士道は武士の間だけでなく、庶民の生き方にも大きな影響を与え、庶民は武士に敬意を払いました。武士の美意識(Elegance)を根底にもつ武士道は、武士階級が消滅した後も、日本人の倫理となって生きています。

つまり、いつの時代でも、リーダーたるものは、その職業的プロフェッショナリズムだけではなく、生き方、装い、趣味、所作のすべての「美(Elegance)」が見倣う対象でなくてはならないのです。それが「伊達男」の語源にもなっています。

スイス時計の聖地、ラ・ショー・ド・フォンで1887年に創業され135年の歴史を誇るエベラール。
戦時中はイタリア海軍将校(オフィサー)の公式時計として採用され、アワーカウンターやスプリットセコンドクロノグラフを歴史上で初めて世に出したり、抜きん出た技術力だけでなく、オフィサーに相応しい洗練された(Elegant)なデザインとして2世紀に渡りブランドを確立してきました。
戦後はイタリアの財界を中心にスーツを着こなすエグゼクティブに絶大な支持を受けて、特に20世紀のイタリアで最も偉大な男、ジャンニ・アニエッリが生涯愛した時計ブランドとして、よく知られています。

フィアットの元会長であり、在籍中にアルファロメオ、フェラーリ、マセラティなどを次々に傘下に収め、フィアットを一大企業グループに育て上げた立役者であるジャンニ・アニエッリは、そのビジネスセンスだけでなく、「生き方」や「ファッション」が世界中のリーダーに影響を与えました。まさに「エレガント・オフィサー」の象徴的存在でした。

「ELEGANT OFFICER’S AWARD」では分野を問わずその職業的専門性に秀でており、「社会的」「精神的」「肉体的」にウェルビーイングであり、「生き方」「ファッション」にも実績や定評が認められているリーダーを称賛いたします。またこれからの日本を担うリーダーを目指そうとする若者との交流の場を設け、発信をして行きます。それによって、リーダーが持つべき不変的美意識(Timeless Elegance)を次世代に繋いでいきたいと考えています。

一方、欧米文化では「Noblesse Oblige(ノーブレス・オブリージュ)」という言葉が社会に溶け込んでいます。これは身分の高い者はそれに応じて果たさなければならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観であり、それは「社会的成功」「経済的豊かさ」を得た者は、「精神的なゆとり」を持って自身が受け継いだ伝統や文化を次世代へ継承し、社会へ貢献することが義務であるということを意味する思想です。

人は、この「精神的なゆとり」があって初めて「芸術(美)」「伝統」「文化」や「チャリティ」に対して関心を持つものです。これらは時代や世代を超えて受け継がれるべき普遍的価値であり、エレガント・オフィサーが持つべき不変的美意識(Timeless Elegance)に通ずるものと考えます。

「ELEGANT OFFICER’S AWARD」では、アワードに賛同する各界のオピニオンリーダーから構成する評議員会から毎年ベスト エレガント・オフィサー・アワードを選出し、同時に未来の経済界のリーダーを選出する金の卵大賞にも協賛します。
また、一般財団法人 アースエイドソサエティを通じて、世界の環境保護や難民の救援をビジネスリーダーに呼びかけます。

評議員

佐藤 有美 株式会社 経済界 代表取締役社長

小笠原 清基 一般財団法人 弓馬術礼法小笠原流三十一世宗家嫡男

柳澤 厚生 一般社団法人 ウェルビーイング医学協会 代表理事

中村 達也 株式会社 ビームス エグゼクティブ クリエイティブディレクター

干場 義雅 株式会社 スタイルクリニック 代表取締役社長

麦野 豪 オフィス麦野 代表

特別顧問

デヴィ・スカルノ 一般財団法人 アースエイドソサエティ 代表理事